最高の子育てベスト55!
タイトルからして気になる1冊ですよね。
この本は、初めての妊娠発覚後すぐに夫に勧められて読んだ1冊でした。
初めての子育てが未知過ぎて、少しでもヒントが得られればと育児本を数十冊と読みあさりました。
その中でわたしは、この本が一番わかりやすく参考になったと思っています。
この本は、
- どうやって寝かしつけるのか?
- あやしかたは?
- 食事の与え方は?
- 夜泣き対策は?
- 知育は何をしたらいい?
- TVやスマホは子どもにみせていいの?
という子育てをしている人ならだれでも知りたいと思う情報をぎゅっと詰め込んでわかりやすくかつ的確に教えてくれます。
最新の科学研究をもとに、実行しやすいアドバイスを厳選して詰め込んだ1冊となっています。
現在子育て中のママパパはもちろん、これから出産を迎える妊婦さん等にも是非読んで欲しいです!
このブログの記事では、現在2歳児子育て中のわたしが、本の中で印象に残っている部分や参考にしている内容を目次に沿ってご紹介していきます。
最高の子育てベスト55の著者
最高の子育てベスト55の著者は、著者はジャーナリスト・編集者であるトレーシー・カチロー氏です。
著者自身の妊娠・出産にあたり「科学的なデータに基づく実践的な子育てアドバイスをまとめた、読みやすくてどのページをめくっても役に立つ本があればどんなにいいだろう」と感じたとのこと。
そして、ジャーナリストとしての15年間の経験とスキルを活かして自分で実際に書いて本にしてしまいました!
最高の子育てベスト55!本の目次と内容紹介
最高の子育てベスト55は、8つのCHAPTERから成っています。
- 愛情:安心感が子どもの「脳」をぐんぐん伸ばす
- 語りかけ:言葉のシャワーがIQを上げる
- 生活習慣:「記憶力」と「集中力」が上がる食べ方、寝方
- 遊び:「思考力」と「想像力」を磨く楽しい方法
- つながり:親との交流が「心」と「体」を強くする
- しつけ:叱るより、ルールで「スキル」を身につける
- 動く:動くことで「頭」がよくなり「健康」になる
- スローダウン:時間を止めて、人生をフルに味わう
愛情:安心感が子どもの「脳」をぐんぐん伸ばす
子どもの最も強い欲求は親と一緒にいるときに安心できること。
親と一緒にいるときに安心できる環境であれば、子どもは情緒が安定し様々なことを吸収することができます。
具体的にどのように安心感を与えるのかというと、スキンシップをとることです。
愛情のこもったスキンシップがストレスを下げてくれます。
赤ちゃんには、
- 服越しではなく肌と肌をじかに触れ合わせること
- ベビーカーよりも抱っこをする
- 毎日8分のマッサージをする
ことなどが勧められています。
私が一番参考にしたのは、「子どもと一緒に楽しく家事を行うこと」です。
子どもと一緒に家事をするのはとても時間がかかることですが、たくさん教えて話しかけることができ子どもとの時間を満喫できます。
どんな風に一緒に家事を行えばいいのか具体的に書いてあります。
- 服をたたみながら、いないいないばぁをする
- 使った服を洗濯機にいれてもらう
- 棚にスプーンをしまってもらう
- 一緒に買い物に行く
上記は一例ですが、具体的な方法がわかりやすくまとめられていますよ。
語りかけ:言葉のシャワーがIQを上げる
3歳までに言葉を浴びせるほど語彙力とIQが高くなります。
毎日2万1000語の単語を語りかけるのをこの本ではすすめられてます。
毎日2万1000語ってピンとこないですが、本によると1時間に15分おしゃべりをする分量とのこと。
脳を刺激する本の読み聞かせの仕方や、年齢によって本を読むスタイルを変えることがすすめられています。
絵本の読み聞かせの効果とは?子どもを本好きに育てる読み聞かせのポイント

また、子供のほめ方のコツや、赤ちゃんであればベビーサインを使ってコミュニケーションをとることについても書かれています。
生活習慣:「記憶力」と「集中力」が上がる食べ方、寝方
昼寝をする方が記憶力が向上することや、就寝時間を一定にすることがすすめられています。
やることを写真か絵でリスト化し、寝る前のルールを決めるという具体的な方法も書かれています。
赤ちゃんの夜泣き対策や寝かしつけの方法についても教えてくれます。
食に関しては、毎日決まった時間に一緒に食事をすることや新しい食材は5感を使ってなじませる等書いてありました。
遊び:「思考力」と「想像力」を磨く楽しい方法
おもちゃをたくさん買い与えるのではなく、パパママが1番のおもちゃになってあげるということ。
またシンプルなものこそ想像力を使い脳を育ててくれます。
シンプルな遊びとして、ブロック遊びと人形遊びが特に注目されています!
ブロック遊びは「空間能力」「問題解決能力」「数学力」「協調性」を伸ばしてくれ、人形遊びは、「社会性」「思いやり」の心を伸ばしてくれるものとしてすすめられています。
ごっこ遊びは、子どもの考える力を高めるのに効果的とのこと。
ごっこ遊びに関しても子ども年齢によって関わり方を変えたほうが良いことやその具体的な方法について書いているのでとても参考になりました。
最高の子育てベスト55のごっこ遊びに関するこちらの記事も参考になると思います!
つながり:親との交流が「心」と「体」を強くする
子どもの生まれつきのタイプを知り、気質に合わせてかかわり方を調整することが大切。
変化を好まない子どもにはいつもと同じを心掛けたり、活発な子には外遊びを重視してあげるなど。
親が気になるスマホを子どもの前でいいじることについて、テレビを見せてよいのかなど知りたいなと思うことがこの章では書かれています。
この章で興味深かったのが、「週に1度20分の家族会議を開き家族の中でうまくいったこといかなかった事を話し合う」という点です。
日時と時間を決めて、話し合う機会を作ると家族での問題を防ぐ手立てとなります。
子どもがどんなことを考えているのか知るのにも役立つし、子どもが考える力を身に着けるのにも効果的ですよね。
しつけ:叱るより、ルールで「スキル」を身につける
しつけに関しては、本当に悩みますよね・・・
親の子育てスタイルについて、「独裁・支配型」、「民主型」「消極・受け身型」「無関心」の4つに分類され説明されています。
1番良いのは、「民主型」の厳しいが温かく𠮟るのではなく教えることでしつけるというスタイル。
頭ごなしに怒らず、冷静に子供と話し合うなら、子どもも話を聞きやすいですよね。
ピックアップされていたのは、親がぶれないルールを作るということ。
親がぶれなければ子どもは納得してくれます。親がぶれていると子どもは混乱してしまいますよね。
また、子どもが何を言っても聞かないときの対処法についても書かれていました。
動く:動くことで「頭」がよくなり「健康」になる
平衡感覚と動作能力が学習能力と関連性があると書かれています。
座りっぱなしを避け1時間に15分ほど意識的に動く時間を作るよう勧められています。
スローダウン:時間を止めて、人生をフルに味わう
印象に残っている言葉は「子どもは離島のような時間をくれる」です。
5ブロック先の公園まで1時間かかることもあるし、花を見てずーっと動かないこともある。
子どもと一緒に生活していると、何気なく過ごしている中にもいろんな発見があって楽しいです。
自然の色や音がきれいだったり子どもが楽しそうに嬉しそうにしていたり。
時間に追われてイライラするより、このスローライフを楽しまない手はないなと改めて考えさせられました!

この本は、特に現在育児をされている方におすすめです。
内容的に赤ちゃんに対しての具体的なアドバイスが多め!
是非、妊娠期に子育てをイメージするためのツールとして妊婦さんとそのご家族にも読んで欲しい1冊です。
本の内容についてはブログでは一部を紹介しています。
もっと育児に役立てそうな部分もたくさんあるのでぜひ一度手に取ってみてくださいね。