色彩感覚は18歳まで育ちますが、特に3歳までにどれだけ多くの色に触れ合ったかが将来の色彩感覚に左右するといわれています!
生き物を美しい色彩で描くイザベル・シムレール氏の絵本が、色彩を育むのにおすすめです!
絵本の文も物語に入り込みやすく、美しい絵を見ながら感性を刺激されること間違いなしの絵本です。
一度この絵を見たら、同じ著者だと一発でわかる独特の画法でもあります!
- 色んな絵に触れてほしい
- 色んな色を感じてほしい
というお家の方の参考になると嬉しいです!
色彩と画法で感性を育むイザベル・シムレール氏の絵本
はくぶつかんのよる
だれもいなくなった夜の博物館。
展示室から、一匹のきいろいチョウが逃げ出します。
そのチョウが標本の昆虫や恐竜の化石、はくせいの動物や鳥たちを起こし、展示物が自由に動きだします!
夜が明けるまでの博物館の、楽しい時間。
夜が明けたら自由な時間はおしまい。
イザベル・シムレール『はくぶつかんのよる』(岩波書店)で子どもたちが目を輝かせた鉱物と隕石のページ。息子は「ぼく、この石がほしい」と蛍石とアズライトを指差した。「実験やろう」と白熱灯やLED、ブラックライトで蛍石の色が変わるところを見せてやると2人とも大喜び。 pic.twitter.com/o7uGDio4J4
— 子連れ獺 (@kawausonokonoko) January 30, 2019
『あおのじかん』の作者による作品。
博物館の夜、展示物が動き出す、幻想的なストーリーです。
先導役の黄色いチョウが、夜の博物館に映えます。
化石、骨格標本、はく製、鉱石、隕石、道具や置物など、
一見古風ですが、こんな空間ならその魅力が輝いているようです。
フランスにあるコンフリュアンス博物館がモデルだとか。
小学校のおはなし会で読みました。
地味なアイテムばかりなので、退屈するかも、と危惧していましたが、
子どもたちは意外に興味津々。
物知りな子もいて、大いに盛り上がりました。
参考:絵本ナビ 「はくぶつかんのよる」の口コミ
絵がとにかく美しい!博物館の生き物が生命力を持つような色と絵で描かれています!
博物館に来たかのように満足度の高い1冊!
あおのじかん
太陽がしずみ、あたりがまっくらになるまでのひととき、青の時間の始まりです。
水色から濃紺へうつりゆく空のしたでは、アオカケスやコバルトガエル、ナガスクジラなど、さまざまな青い生き物たちが夜をむかえる準備中。
イトトンボがルリハツタケにとまったら青の時間はそろそろおしまい。
最後は、青の生き物たちを夜の闇がそっと包みます。
【あおのじかん】
イザベル・シムレール
岩波書店https://t.co/2Z3EbyBNjLこんなにも
あおに
心が満たされていく✨美しいあおの世界😌✨
太陽がしずみ
空の青色がだんだん
深まっていく
たそがれどき1日の内で
特別な私たちだけの「時間」青の
「マジック・アワー」に魅了されます💕 pic.twitter.com/AKSNAqxQ1Z— ふぁん@👶【絵本ソムリエ】🍎🍇🍐✨🎶 (@fanride15) August 26, 2020
「あお」の美しさに心が震えました。なんて美しいのでしょうか。そして、この世に光があり、色があることの幸いを思わずにいられませんでした。日暮れとともに刻一刻と「あお」が変化していくことにも改めて注目しました。
学校の先生方には、美術(図画・工作)の時間に、ぜひ子どもたちにこの絵本を読んであげてほしいと思いました。心がしんとなり、美しいものへの感受性が高まる絵本だと思います。
参考:絵本ナビ 「あおのじかん」口コミ
ながめていると心がおだやかになる、とくべつな「時」を味わう美しい色彩豊かな美しい絵本です。
最後のページには青の生き物たちの生息している地図ものっていて勉強にもなります。
ゆめみるどうぶつたち
森で、海で、空で、草原で、木の上で・・・。
キリンにコアラ、ツバメにイルカ、アリにカタツムリ・・・。
気持ちよさそうにすやすや眠るどうぶつたちの姿と表情が、素敵な画法と色彩で美しく描かれます。
イザベル・シムレール/絵.文
石津ちひろ/訳“あおのじかん”では無く此方の方を所望してしまいました。
月明かりに照らされた闇の景色
どうぶつたちのアップの寝顔に✨✨✨✨✨
体毛の一本一本の光の色の美しさ 見応えたっぷりのアートな絵本です。 pic.twitter.com/DUoTZVn2T7— はなまるばば (@hanamarubaba) October 14, 2020
幻想的な絵に引き込まれた世界で、いろんな動物たちが見る夢を想像していると、夢の世界がとても鮮やかで楽しいものに思えてきました。
何よりも素晴らしい線画と彩飾に圧倒されました。
おやすみ絵本にもリラクゼーション絵本にもなるように思います。
参考:絵本ナビ 「ゆめみるどうぶつたち」口コミ
シルクロードの赤い空
美しいチョウとの出会いを求めて,若き昆虫学者がシルクロードの旅の途中で様々な生き物や人々の暮らしに触れるお話。
静かな赤も存在する。シムレールは新疆ウイグル自治区のオアシス都市を巡る旅に出かけ、そこに赤い海を見た。伝統的な暮らしと、大いなる自然を描く線は、この本のモチーフでもある絹の糸のようで印象的。イザベル・シムレール『シルクロードのあかい空』(岩波書店)訳は石津ちひろさん。 pic.twitter.com/UdDfADzZjV
— Title(タイトル) (@Title_books) June 29, 2018
イザベル・シムレールの『ねむりどり』
『あおのじかん』『はくつぶかんのよる』も
読んだことはあるのですが
この方の独特の線画は
一度見ただけで
強く印象に残ります。空の話かと思っていたら
どちらかといえば
文化や虫、地理など
様々なことが描かれていて、
虫好きの息子たちにも
異文化好きの私にも
興味深いお話でした。
参考:絵本ナビ 「シルクロードのあかい空」口コミ
ねむりどり
さあ、パジャマを着て、冒険に出かけよう。ねむっている動物を起こさないように、静かに、足をふみだして・・・。
準備ができたら、そっと目を閉じましょう。
#ねむりどり#イザベル・シムレール
訳 #河野万里子#フレーベル館青の色づかいが美しい、イザベル・シムレール。
他は、色彩と共に、博物学的な要素も特徴なのですが、本作は、ファンタジー要素が濃い異色作。
ふかふかの羽毛に包まれ、心のシートベルトを締めたら、夢の世界へ出発です。#絵本 pic.twitter.com/i6nAWy0adV
— 絵本を読むサラリーマン@読書垢 (@yurakuchosubway) August 13, 2020
ねむりを誘う、ねむりどり。表紙の絵を見ただけでなむりどりに触れたくなる。気持ち良さそう。ねむるどりに会いに行くための持ち物を見て、ちょっとビックリ。子供たちは、興奮して目が冴えちゃわないかな?白い羽が道先案内人。羽の中はふわふわして、とっても気持ちが良さそう。あっという間に、夢心地かな?いい夢を一杯見られそう。ねむりどりが夜空を舞うシーンが一番好き。イザベル・シムレールの絵本は、本当に素敵です。
参考:読書メーター 「ねむりどり」感想・レビュー
ねむりを冒険に見立てて、ここちよい眠りへ誘う、新しいタイプの「おやすみ絵本」。
色彩と画法で感性を育むイザベル・シムレール氏の絵本を読んであげよう!
イザベル・シムレール氏の絵本いかがでしたか?
とにかく色彩豊かな美しい画法が魅力!
文はとてもシンプルですが、絵に入り込みやすい独特な世界へと連れて行ってくれます。
大人も一緒に楽しみながらお子さんにも読んであげてほしい絵本です!